パリの モンマルトルは、お勧めの観光コースです。小高い丘からパリが一望でき、パリ一番の芸術の街を体感することができます。まずは以下の「サクレ・クール聖堂」から。
メトロ2号のアンヴェール(Anvers)駅を降りて北方向の坂をのぼっていくとサクレ・クールの手前の公園に着きます。この左側に以下のようなケーブル・カーもあるのでそれに乗っても良いですが、坂になっている公園を歩いて登っていくのも楽しいです。(ただし、誰かに何か話しかけられても相手にしないでください)
サクレ・クール聖堂の見どころは何と言っても上のドームから見渡せるパリの景色です。以下のようにエッフェル塔などを見下ろせる絶景を堪能することができます。
この景色を見るためには、聖堂の左側に下に降りる階段があって、そこで料金を払って入場します。そこからなんと300段もの階段を上がってドームの横に出ることができます。出る場所は、以下の左の小さな扉で、一応金網とかありますが、ドームの尾根伝いに細い通路や階段を通るのでスリルを味わえます。
自分を信じて進むと、絶景にありつくことができます。以下は、左上がモンパルナスのビルで、右手前の塔の少し左にある大きな屋根がオペラ座ですね。
サッカー・ファンにはお馴染みのサッカー場「スタッド・ド・フランス」も以下のやや右のように見えます。この時は訪れる少し前にテロもありました。
サクレ・クール聖堂は以下のように大小3つの塔がありますが、左の塔から上って、尾根伝いに真ん中の大きな塔のドームの周りを大きく一周し、右の塔から降りるような順路になっています。
サクレ・クール聖堂の中は、非常にステンドグラスの色彩が美しく、うっとりと眺めてしまいます。
中央のドームの天井の絵も金箔とのコントラストが美しいです。
奥では、以下のような模型も楽しめます。
サクレ・クール寺院を出たら、右(先ほど塔に上った入り口の方)に行き、少し坂を上ってみましょう。いくつかのお土産物屋さんもありますが、以下の赤いカフェの向こうに何やら小屋のようなものがたくさん建っているエリアがあります。「テルトル広場」です。
モンマルトルは、ピカソやルノワールなどの芸術家が愛した街で、今でも多くの芸術家が住んでいます。この周辺に住んでいる画家がこの広場で思い思いの露店を構え、自分の絵を売っています。
中には、おっと思わせる絵もあります。また、以下のように即興で似顔絵を書いてくれる画家も多いです。
テルトル広場を出てさらに奥に行くと、以下のような階段が。モンマルトルはこのような階段があちこちにあります。まさに坂の街ですね。
階段を降りずさらに行くと「モンマルトル美術館」があります。ここは特に以下のような「ロートレック」の貴重なムーランルージュのポスターなどが残っています。この美術館の建物自体が歴史的な建物になっていて、ルノワールやユトリロのアトリエがあったそうです。
しばらく歩いて坂を下っていくと、以下のラデの風車が見えました。モンマルトルはかつて、丘に吹く風を利用した風車が多くあり、ワイン作りなどに活用されていました。風車はフランス語で、ムーラン。この風車は有名なルノワールの「ル・ムーラン・ド・ラ・ギャレット」(オルセー美術館)に描かれた場所です。
さらに坂を下っていくと、ブランシュ(Blanche)駅の手前に以下のようなカフェがあります。「カフェ・デ・ドゥー・ムーラン」(ドゥーは、2のこと)です。有名なカフェなので、是非立ち寄りましょう。
店の中を覗くと、以下の左のような絵が飾ってありました。そう、ここは映画「アメリ」の舞台となったカフェなのです。
海外にしてはめずらしく、以下のようなアイス・コーヒーがありました。日本以外にはなかなか無いですよね。味はちょっと日本と違うのが面白いです。
このカフェの向い側のチーズ屋さんはものすごい種類のチーズがあるのでチーズ好き(ワイン好き?)の方は是非寄ってみてください。この日は残念ながら以下のようにTV局の取材で私は入れませんでした・・。
さらに坂を下ると、トップのフォトにもある「ムーラン・ルージュ」に出ます。ルージュは赤の事なので、赤い風車という意味ですね。見たままです。青空に映える赤い風車もきれいですが、ココはやはり夜の場所。夜になるとこの中で美しい女性のショーが見られます。ここのフレンチ・カンカンは世界的に有名ですよね。女性も楽しめますので、是非記念に観てみてください。
モンマルトルは、上に紹介した以外にも様々な芸術を感じることができるスポットがあります。是非いろいろなところを散策してみてください!