EV – 実際に BMWのEVで旅行した際の充電回数

自宅にEV充電器も設置(前記事参照)し、ついに納車されたEVで早速軽井沢までドライブしました。車はBMW i4 eDrive40 で、カタログ上の一充電走行距離は最大 604km。自宅の6kw EV充電器で充電してみたところ・・100%充電目標で充電しても、99%からなかなか増えません。過充電が気になったので99%で止めたところ、走行距離は 423kmと表示。カタログスペックよりも約4割減・・。エアコン等も考慮しコンサバに読んでいるからでしょうか? 以下はその際のスマホアプリでの表示。

ちなみにこの際に自宅の6kw EV充電器で残り12%充電して満タンにするのに、2時間以上かかりました。

さて充電も完了し、いよいよ軽井沢旅行に出発です。走行距離423kmで浦安から軽井沢まで往復できるでしょうか?浦安インターから軽井沢まで、ちょうど片道200km程度です。表示通りなら一度も充電しなくても往復できるかもしれません。

軽井沢まで到着した時は、残り48%と半分を切っていました。残り走行可能距離423kmで、そのほぼ半分の軽井沢までの約200km走ったので、ちょうど半分を使い切るのは妥当な線ではないでしょうか。乗っていて気が付いたのは、軽井沢に近づくにつれて増える登坂では、使用電気が大きく減りが早いということです。上り道はかなり電池の消費が早いようです。

片道でちょうど半分使い、ひょっとしたら自宅に帰るまで充電不要か・・とも考えましたが、帰りの渋滞などを考えるとさすがに怖いため一度軽井沢で充電することにしました。軽井沢はあまり急速充電器が多くないのですが、まずDocomoショップに行ったら先にAudiさんが充電中。そこで軽井沢役場に行ったところ、二機中一機があいていたので、そこで充電しました。そこは22kwで、一回の30分までなので、2セット合計1時間、80%目標で充電しました(急速充電器で充電できるのは、80%まで。過充電を防止するため)。

が、48%程度から1時間かけて充電した結果は78%。目標にはやや足りませんでしたが、走行距離247kmなら帰れるかとここで充電完了しました(1時間で30%分充電した計算)。充電ステーションから離れるのも心配なので、ずっと車の中にいましたが、旅行中にあまり長い時間充電するのも時間がもったいないですからね。ちなみに後日登録してあったメールに連絡がきて、22kW急速充電を1時間実施した料金は、消費税込みで990円でした。BMWで登録したチャージカードを使って支払いました。

一泊旅行で軽井沢を満喫した後、軽井沢を出る前に見たら、上のように走行可能距離235kmと表示されていました。自宅まで約200km、大丈夫かなと思いつつもややギリギリかとドキドキしながら軽井沢を出ました。が、軽井沢の碓氷峠ICから高速に乗って山を下るころには、走行可能距離380kmくらいまで増えていました。走っていたのに残り走行距離が伸びるとはどういう事? 多く電気を使う上りの反対で、下りの際には回生エネルギー(減速の際の発電)効果なども効いて充電もされるようです。が、回生エネルギーだけではあまり説明がつかないので、下りに電費が良い時にその後を予測したため、より長く走れると計算されたのでしょう。

結果、自宅に着いて見たところ 35%残っていました。関越が渋滞していたので迂回し距離は200km以上走ったのですが、走行可能距離は167kmも残っていました。軽井沢出る前の走行可能235kmから考えると、70km弱しか走っていないことになりますが、実際には200km以上走っています。

この結果から見て全体総括すると、カタログスペック上の走行距離が最大604kmのBMWは、ほぼ満充電で 423km程度走行可能と表示される。それは、軽井沢のような上りがある程度ある場所に行くにもフィットした計算になっており、200km走って電池の半分を使う。下りは200km走っても計算の半分も電池を使わないので電池に余裕がある。という事になります。ギリギリ充電なしでも往復できるかもしれないですが、やはり心の余裕のために旅行中に一回 1時間の急速充電はする必要がありますね。

車のマニュアルを読んだら、毎回100%目標で充電すると過充電のおそれがあったり、電池の寿命が短くなるため、通常時は80%目標で充電すべきとあったので、帰宅後以下のように80%目標で充電しました。スマホと同じですね。

ちなみに私の車(バッテリー容量80kW)は、机上計算上では自宅の 6kW EV充電器だと約50%分充電するのに 7時間で済むという計算でしたが、実際には50%分充電するのに8時間ちょっとかかりました。東電さんの自宅の電気料金から計算してみると、その50% 約200km分の充電で1000円ちょっとかかった計算です。外部の急速充電では、30% 約120km分の充電が1000円程度だったため、自宅のほうが充電は安く済みますね。できるだけ自宅で充電するようにします。

ちなみに、塩原の湯っ歩の里の急速充電器は 27kWでしたが、チャージカードではなくコインのみ利用可でした。500円玉で30分で50km分くらい充電できました。別の旅館ではトヨタ製の普通充電器でしたが、結局書かれたとおりに手続きしようとしても上手く充電できませんでした。充電器にもいろんなパターンがあることが分かりました。まだまだ経験値が必要ですね。

私のEV車はトップの写真の BMW i4 eDrive40 M Sport(@雨上がりの軽井沢)ですが...、i4さん、納車いきなりの軽井沢旅行、お疲れさまでした。上りがそんなにあなた達 EVにとって大変とは知らなかったですが、これからよろしくね!

⇒自宅へのEV充電器の設置はこちらの記事参照