金沢といえばやはり、「小京都」と呼ばれるその街並みが日本人の郷愁を誘います。まずはトップのフォトにもある東山地区の 「ひがし茶屋街」。キムスコ(木虫籠)と呼ばれる美しい出格子がある、古い家の街並みが美しいです。
「お茶屋」さんと言えば、関西では(お茶の店ではなく)芸妓さんのいるお座敷。三味線や太鼓が聞こえてきそうな雰囲気です。
カフェも、ひがし茶屋の楽しみの一つ。今回は以下の 「森八」 でいただきました。
抹茶や和菓子も美味しいですが、私のおすすめは以下の 「くずきり」。氷でちょっと冷やしてあり、黒蜜との相性が抜群です。
また、お土産屋さん「ひかり蔵」は中に入ると、以下のような 「黄金の蔵」 が。さすが金沢、「金」の街。金箔技術には定評があります。
以下のような古民家もあり、心が和みます。
ひがし茶屋の東山から浅野川を渡り橋場の方に向かうと、以下のような古民家の川沿いの街並みを見ることもできます。
橋の渡ったところには以下のような味のあるお店も。
橋場交差点の近くには、以下のようなレンガ造りの古い洋館も。古き良き日本の建物が残る金沢の街、初めて来ても本当に懐かしい香りがします。
もう一つの懐かしい街並みは 「武家屋敷」。上の東茶屋の橋場町からバスに乗り、金沢一の繁華街 「香林坊」 で降りるとそこから歩けます。
中心は以下の 「野村家 武家屋敷跡」です。ちなみに以下の右にあるのは和菓子屋さん 「たろう」。こちらはおしゃれな店内と、ちょっとモダンでおいしい羊羹やキンツバで有名です。
その野村家に入館料を払って(大人550円)入ると、まずは以下の鎧が出迎えてくれます。いかにも武家屋敷ですね。
中に入ると、以下のような美しい襖(ふすま)が。見事です。
庭も、木木がぐぐっと美しく凝縮されています。灯篭はしっかりと 「雪囲い」 で雪が積もっても崩れないようにカバーされていますね。
「長町武家屋敷跡」 の路地に入ると、以下のような美しい石畳の路地を散策することができます。
このあたりの壁には以下のように 「薦掛け(こもがけ)」 が多く見られます。雪が積もって土壁が崩れないための昔からの工夫ですね。
長町の中心は、以下の 「鏑木」 さんだと思います。九谷焼の窯元だけあって、様々な美しい九谷焼を見て購入することもできます。素敵なお庭を見ながらお茶ができるのも良いですね。
以下の古民家の庭先にお邪魔して近くで見られるのもうれしいポイントです。
研修所のお庭に入れていただき、以下のような素敵な庭を身近に観ることもできました。
しかしこのあたりの家の門構えと石畳は本当に美しいです。
石畳を良く見ると、以下のようなきれいなマンホールが。さすが金沢市ですね!
少し足をのばすと、以下の 「金沢市老舗記念館」 があり、値段の割りに(大人100円)結構楽しめます。
入るとまず、古い薬屋さんの様子が再現されています。何だか懐かしい雰囲気ですね。
金沢名物の一つ「加賀花手まり」も多く飾ってありました。
金沢の街並みを堪能した後は、おいしいものを食べてから帰りましょう。小腹がすいた方には、老舗記念館の近く、東急の裏の以下のラーメン屋さん 「豚蔵」 がおすすめ。
とんこつ醤油味と塩味がありますが、以下はしょうゆ味。あっさり過ぎず、こってり過ぎず、ちょうどよい味わいが最高です。
金沢駅で新幹線乗る前には、改札近くの 「あんと」 にある、おでん屋 「黒百合」。おいしい金沢おでんをたいらげて新幹線に乗るのに最高の場所にあります。特に、カニの甲羅に実をつめた 「カニ面」 や 「香箱カニ」 は是非食べたい金沢ならではの一品です。
たっぷり散策し、おいしいもの食べたら、金沢駅から東京まで2時間半で帰りましょう。近くなりましたよね!