EV – 電気自動車の旅に必要な充電器などの情報

EV、つまり電気自動車(BEV)買いました。今後本当に日本でEVが増えるかどうか、今後のEVの成否の行方を占う試金石となるべく、touchstone.jpで自ら購入し旅した体験を共有します。思っていたよりも結構いろいろな事が必要になることがわかりました。一番はEV充電器です。

実は私は十数年前に自宅の戸建てを建てた時に、将来の電気自動車の購入を想定し200Vの充電器を設置しておきました。ところが今回確認していただいて分かったのは、既に設置していた充電器は3kW用で、今主流の6kW充電器に比べると充電に倍の時間がかかってしまうとのこと!・・時代は進化していたのですね (最近の高性能EVは普通充電で 6kW OK)。そこで以下のように EV充電器を設置しました。(下のベージュが古いBOX)

私のEVのバッテリー容量は80kW程度なので、半分の40kWを充電するとしたら、単純計算で3kWだと14時間かかるところが、6kWだと7時間で済むという計算になります (ちなみに高速道路などにある急速充電器150kWであれば20分弱)。一晩で充電が終わる魅力は大きく、やはりいざという時には自宅での充電でもある程度早い方が良いので、上の 6kWの Panasonic DNH326のEV充電器を追加で設置することにしました。(もしEV2台体制になったら 3kwと両方使えるかと・・)

しかも6kWにすると、200Vで30Aの電流が流れますが、これは100Vだと60Aに相当するため、東京電力等の通常の「50アンペア契約」ではEV充電だけで容量がオーバーしてしまう事が判明!我が家は以下のように見事に50A契約だったため、これを思い切って100A契約にしました。EVだけで60A使ってしまうので、エアコンとか同時につけることを考えると100Aあった方が良いと言われました。

50A契約を100A契約に変えると、基本料金だけで月額1400円程度の上乗せになっていまいます。それに毎回の電力使用料金を加えると・・EVの方がガソリンよりもお得と思っておりましたがちょっと不安になってきました・・。

なお、私の場合はBMWさんでEV購入したため、BMWでサービスしてくれた充電器サポート金額377,000円に充電器+工事費用がおさまったので、EV充電器設置のための追加料金は発生しませんでした。

東京電力さん関連会社の電気工事の結果、以下のように左に小BOXが追加されましたは40Aと書いてあります。右の大BOXは新しくなったのですがやはり50Aと書いてあります。100A契約なのに両方合わせても90Aしかないのでは?と聞いたところ、新しいBOXは左に 40Aが2本、右に50Aが2本入っているので十分100A以上は通るよう合計180A通せるよう余裕を持たせているとの事。ただし100A契約なので100Aでブレーカーは落ちるそうです。これで我が家の電気増設武装完了です。

ちなみにうちは上の配電盤から駐車場のところにある家の壁にEV充電器を設置するために、家の床下に配線していただきました。電気工事のお兄さん、暑いのに床下のホフク前進お疲れさまでした!

ところでEVは通常の車よりも半導体を多く使うそうです。ガソリンを内燃機関で燃やして走る車よりも、コンピューターが制御するスマホのような電子機器に近いということですかね。そのおかげで、ヘッドライトをオプションのレーザービームライトにしたかったのですが、半導体不足という事なのでかなわず。パンフレットの車も全部レーザービームライトの写真なので、通常のオプションなしの写真が無くどんな車が来るか分からないような状態でした・・。

おまけに、後ろのトランクの下に足を入れることで開くキック開閉機能も付かず。助手席の電動シートも付かず。その分少しお値段は引いていただきましたが・・半導体不足ってこういう事になるのですね。

⇒ 実際にEVで旅行した時に必要になった充電回数は、次の記事にて!