パリの名所「ノートルダム大聖堂」と「サント・シャペル」。荘厳な聖堂を堪能したら、少し足をのばしておしゃれな街「マレ地区」も散策してみましょう。ノートルダム大聖堂はトップのフォトですが、まずは同じシテ島にあるサント・シャペルから入ってみましょう。
サント・シャペル
サント・シャペルはノートルダム大聖堂ほど有名ではありませんが、同じシテ島にあります。駅はすばりシテ駅(Cite)で、その二つの教会の間にあります。サント・シャペルのステンドグラスは、上のように息を呑む美しさです。近づいて見ると以下のようなその仕事の繊細さに感動します。
それが以下のように教会のほぼ全面に広がっているため、その光景は本当に感動的です。
教会の外見は以下ですが、この中が二つに分かれています。最初に入る部屋から脇に抜ける階段をのぼらないと、上のステンドグラスに出会えないので注意してください。
ノートルダム大聖堂
次はいよいよノートルダム大聖堂です。シテ駅側から来ると広場の先に以下のような堂々たる二つの塔からなるファサードが見えます。この正面の右下あたりに並んで入場します。
中で目を引くのは何と言ってもバラ窓のステンドグラスです。以下は北側ですが、見事です。
奥の方には以下のようなノートルダム聖堂の模型もあります。
様々なステンドグラスがあり、その美しさを楽しむ事ができます。以下は空気の入れ替えのためか、めずらしく窓が開いていました。
再び正面から出ると、ぐるりと回ってノートルダム大聖堂を後ろからも見ておきましょう。以下のようにまた全く違う趣があります。真ん中の高い尖塔や、フリング・バットレスと呼ばれる、天井の重さを支えるための羽のような何枚もの板を見ることができます。
このあたりから北東に向かう「サン・ルイ橋」を渡ると、隣の島サン・ルイ島になります。このあたりは落ち着いたおいしいレストランが多いので、お腹がすく時間帯であればどれかに入ってみましょう。私は以下の赤いレストランに入りました(カフェ・ブラッセリー)。
ここはスパゲティなどのイタリアンがおいしかったです。
ペンネもおいしいですね。あまり味が濃すぎないところが日本人向きだと思います。
以下のクレームブュリュレも最高です。やはりパリのスイーツはおいしいですね。
もう一つ北に向かって橋を渡ると島から出ますが、そこにも以下のようなカフェがたくさん並んでいます。
マレ地区
このあたりから北の方に歩くと、すぐに「マレ地区」になります。このあたりは個性的なレストランが多く、以下のようなお店「Don」もありました。よくメニューを見たら「丼」の日本食レストランでした!
このあたりは細い路地にたくさん個性的なお店があるので、是非うろうろしてみてください。真ん中あたりに「フラン・ブルジョア通り」と「ロジエ通り」があり、このあたりが一番お店が集まっていて以下のように賑やかです。
パリではめずらしく雑貨屋さんが多く、以下のようなかわいいお店がいろいろあります。
このお店はディスプレイがユニークで、シューズとかも以下のように飾られていました。
地下は家具など本格的なものも多く、おしゃれですね。
アクセサリー屋さんも、以下のように個性的で、おしゃれなディスプレイの店があり、それを見るだけで楽しいです
。
以下のような、おしゃれなお店もありますが・・・良く見たらユニクロでした!おしゃれな豪邸をそのまま店舗にしたようで、奥の店内は2階吹きぬけで広々としていました。
ところでこの街を散策していると、時々以下のような普通の家ふうのところに多くの人が出入りしていることに気がつきます。
思い切って人に付いていって中に入ってみると・・・何と以下のように、皆思い思いにくつろいじゃっています。芝生に寝そべって、気持ち良さそうです。
場合によっては、以下のようにたくさん人が居たりします。
実はマレ地区は、16-18世紀に建てられた貴族の館が残る歴史的な地区で、残っている美しい邸宅を公開して皆が自由に入れるようにしているところがあります。こちらは以下のような名称の邸宅でした。さすがパリ、おしゃれですね。
マレ地区の一番東の奥のあたりに、以下の「ヴォージュ広場」というパリの人の間では有名な広場があります。パリの人が水着など思い思いの格好で、ゆっくり日向ぼっこしている姿が良く見られます。
マレ地区には他にも、以下の「スービーズ館」という歴史博物館や、カルナヴァレ博物館、ピカソ美術館などもあります。いずれもそういった歴史ある建築物を利用していますので、建物を見るだけでも価値がありますね。
ポンピドゥー・センター
最後に、マレ地区を西側に抜けると、国立近代美術館 「ポンピドゥー・センター」があります。
近代美術館らしい展示物が展示されています。
しかし何と言ってもここの最大の作品は、この建物自体ですね!建築物としても有名です。以下の裏側の眺めが典型的ですが、むき出しのパイプと、正面のガラスの通路が印象的です。
パリならではの伝統と、おしゃれと芸術を存分に楽しめるのがこのマレ地区周辺ですね。エッフェル塔や凱旋門の次は、是非ここを訪ねてみてください!